絵と詩「古いピアノ」
このあいだ、誰かがピアノを弾いている様子を絵に描いてみました。
この絵は、私がピアノの曲を練習していたとき、その曲をやっと弾けるようになった経験を思い出して思いついたものです。とてもテンポの早い曲で、できるようになるまでとてもイライラしました。でも、お母さんがいろいろ教えてくれたので、そのおかげでできたのだと思います!
そして、この絵にぴったりな詩もかけるだろうと思ったので、書いてみました:
~古いピアノ~
そうでしょう、あなたにもわかるでしょう
私のピアノは何年も何年も歳をとったと。
それでも、このピアノが奏でる音は
どれも歯切れよくはっきりとした音。
ある晴れた日
私は思わずつぶやいた、
「とても愛おしい、私のピアノ」と。
私は一日中そして
一晩中、音楽を奏でた。
月は星たちがかすむほどの輝きで微笑んだ。
すると、木々が目を覚まし
ああ、鳥たちも目を覚まし
車にあふれた高速道路さえも目を覚ました。
そして私が最後の音を奏でたとき
私は夢の中へと落ちていった。
月は静かに、私の様子をのぞき込んだ、
でも月は気が付きもしなかっただろう、
私の中に、まだ数え終わりもしていない、
まだ吹き飛ばされることもない、多くの悲しみがあることに。
(訳注 by 母親:エマが英語で書いたオリジナル版もぜひ読んでみてください!日本語には訳せない韻を踏む技法が凝っていて、とても面白いです。リンク:https://www.artbyema.net/single-post/2018/02/24/Drawing-and-Poem-The-Old-Piano )
この詩を書いたとき、「古いピアノと別れなければいけなくなった人物が、最後だから、と昼夜を問わずピアノを弾き続ける」という設定を想像しました。
この設定が思い浮かんだのは、私たち家族がもうすぐハワイを離れてアメリカ本土に引越しをすることになっているからです。うちの家族は引越しが多いのですが、友達や馴染みのものにさよならをするのは、いつも辛いものです。
私のブログを読んでくれてありがとう。また来てくださいね!